2011年7月19日火曜日

Warhammer 40000: Kill Team

販売形式:XBLA(NAIJ)
ジャンル:アクション DS-STG
マルチプレイ:オフラインCOOP
備考:シリーズ作品(Warhammerシリーズ)


<概要>
TRPGに端を発するWarhammerシリーズの関連作品で、ファンタジーとSFが混じった世界観が特徴。本作ではプレイヤーは突撃部隊の一員として、敵の巨大宇宙船内での破壊工作を行うこととなる。近日発売予定のWarhammer 40000: Space Marineのプロモーション的な意味もあるようで、本作で遊ぶことでSpace Marineの要素アンロックが可能。

<システム>
クオータービュー視点のアクション/DS-STGで、見た目的にはハクスラ系のような印象を受けるが、恒久的なアイテム回収の要素はなく、敵を倒していくことにより解除される武器やパークが、本作における唯一の成長要素となっている。プレイヤーは4種から選択が可能。

<プレイ所感>
プレイして真っ先に感じるのは、本作が非常に見た目にこだわって作られているということ。野蛮なオークが作ったらこうなるであろう、と思わされる荒々しい宇宙船(本作の舞台)が精細に表現されていて、随所に入る演出も非常に本格的なものになっています。

一方、ゲーム自体は比較的シンプル。指示に従って進むと敵がワラワラと登場するので、射撃と近接攻撃と特殊能力を使い分けつつ薙ぎ倒していくというのが基本となります。敵が結構まとまって出るので、ちょっと無双の亜流っぽい感じも。ただし、単調にならないようにシチュエーションは様々なものが用意されていることや、随所にイベント的な戦闘が用意されていることが、先に書いた演出効果と相まって、退屈な感じはありません(イベント戦自体が少々間延びしているなどの問題はあるけど)。

ちょっと気になるところとしては、射撃系の敵が「プレイヤーのコントローラー操作を読んで撃つ」という嫌らしい撃ち方をする上に敵弾がそこそこ速いので、敵弾を避けるには、大きく避けるでも敵弾を見て避けるでもなく、小さく小刻みに動いて敵弾を散らすのが最善なんですね。正直、ちゃんと避けて撃ちたいシューター的にはこれは結構不満。わけもわからず喰らってたりするし。また、リソースを映像などに大きく割いてしまった弊害かもしれませんが、いまどきオンラインプレイ非対応のCOOPというのも意味不明です。ゲーマーにリアル友達がいるという偏見には猛省を促したい。

と、問題点もある本作ですが、無数の敵を近接攻撃や自動タレット(遠隔系キャラのテックマリンが使う特殊攻撃。めっちゃくちゃ頼もしい)で一網打尽にするのはなかなか爽快で、パッケージ作品の前哨戦としては十分にリーズナブルなんじゃないでしょうか。全5面(各面はそこそこ長く、普通に30分くらいはかかる)というボリュームも、XBLAとしては妥当かな、と。少なくとも試してみる価値は十分にあります。

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