2011年7月21日木曜日

Brütal Legend

販売形式:海外パッケージ
ジャンル:アクション ストラテジー 箱庭 その他(メタル)
マルチプレイ:オンライン対戦
備考:特記なし

<概要>
「もうメタルの時代ではない。」近年の音楽界に馴染めず裏方に甘んじているメタル・ギタリストのエディが、ステージの事故で異世界に飛ばされる。そこはメタルの法則が世界を支配するヘヴィ・メタル・ワールドだった…。ジャック・ブラックやロブ・ハルフォードといった豪華キャストを迎えてひっそりと発売された、知る人ぞ知るカルト超大作。

<システム>
基本は箱庭探索型のアクションゲームだが、随所に入るステージバトルでは、ヘッドバンガー(頭突きで攻撃)やローディー(背負ったスピーカーの爆音で攻撃)などのユニットを率いたRTSになる。
オンライン対戦はこのステージバトルでの対戦となる。

<プレイ所感>
※360SNSで書いたものに一部加筆修正を行ったものです。

メタルなあんちゃんがメタルな世界に召喚され、メタルな仲間とともにメタルな敵を相手にメタルなBGMに乗って大暴れ、というメタル愛に充ち満ちた逸品。作り手の愛情を感じるというかどう考えてもやりすぎ。ゲーム自体は敵が少なめの箱庭無双+時々RTSという感じで、箱庭シーンがマッタリしてる反面、RTS含みの戦闘は大忙しという、なんだか抑揚の激しいゲーム性です。RTS独自のもどかしさが人を選ぶ気がしないでもないですが、戦術さえ理解すれば難しいゲームではありません。


このゲームで特筆すべきは、上記の「メタルな世界」の作り込みですね。私は弟がメタラーな関係上、洋楽の中ではメタルに比較的馴染みが深いんですが、CDジャケットやら何やらで見た必要以上に大スケールなダークファンタジー的彫像やら、「最大音量で世界を吹っ飛ばせ」を地でいくオブジェやら、メタルが大好きなんだか茶化してるんだかよくわからないものが多数登場します。BGMももちろんメタル満載で、メガデスやらブラックサバスやらマノウォーやらの有名どころが名を連ねているほか、ゲーマー的見どころとして、ギターヒーロー3で一躍有名になったドラゴンフォースのThrough The Fire And Flamesなんかもあります(結構印象的なシーンで使われてる)。もうとにかくメタルの満漢全席。

システムが若干複雑(RTSだし)なのと、ストーリーに占めるセリフの比重が高いことが、英語版ソフトしか存在しない状況では弱点ですかね。BURRN!あたりの監修を入れつつ日本語版作ったら、日本のメタル好きには最高の作品になると思うんですが、絶対売れないので却下ですな。

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