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2011年8月12日金曜日

Front Mission Evolved

販売形式:国内パッケージ
ジャンル:F/TPS アクション その他(ロボゲー)
マルチプレイ:オンライン対戦
備考:シリーズ作品(フロントミッションシリーズ)

<概要>
2171年、元軍人コーネリアス・ヴェルナーの率いる武装集団によるニューヨーク襲撃事件が発生。民間ヴァンツァー開発会社のディラン・ラムゼイは、最新防衛システム「EDGE」の開発者である父が襲撃に巻き込まれたと知り、試作型ヴァンツァーでニューヨークへ急行し、連合軍と武装集団「ダモクレスの剣」の戦いに巻き込まれていく…。
スーパーファミコン時代から続く人気シリーズ、フロントミッションのスピンオフとして海外スタジオで製作されたアクション/TPS作品。従来のフロントミッションのファンと思われる人たちから「こんなのフロントミッションじゃない」と要らない子扱いされ、その尻馬に乗る形で、ゲームとしての具体的欠点を何故か書きたがらない皆さんから「クソゲー」呼ばわりされる事例が後を絶たない問題作でもあります。

<システム>
歩行戦車「ヴァンツァー」を操るロボゲーパートを主としているが、一部にディラン本人を操って戦う一般的なTPSパートも存在する。ヴァンツァーは機体パーツ、各部武装種、武装の特殊効果、外見(色ツヤ&エンブレム)を個別にカスタマイズ可能であり、高機動格闘型、高火力型、長距離戦特化型など、好みの機体を作成可能である。兵装類はストーリーの進行に伴ってアンロックされ、個別に価格が設定されているが、購入して所有する形式ではなく、合計金額が所持金以内であれば自由に組み換え可能。

<プレイ所感>
最初に私がシリーズに対してどういう接し方をしてきたかを参考までに書いておくと、
■初代:普通に楽しくクリア
■2nd:何とかクリアしたけどロード酷すぎで二度とやりたくない
■ガンハザード:面白いけど別物にしか見えない
■それ以外:やってない
ということで、正直シリーズへの思い入れはないです。なので、「フロントミッションというシリーズのことを何もわかっていない!」などの指摘には「うっせー黙ってろ」としか言えませんのであしからず。

えーと、まずはロボゲーパートについて。正直、強力だけどチート臭くて気持ち悪いし、使えたり使えなかったりで使い勝手も良くないEDGEシステムが蛇足な感じがしますが、それ以外は十分に及第点をあげられる印象です。自機の武装にはちゃんと特徴があって、「どんな場面でも結局コイツに収束」みたいなバランスブレイカー装備はないですし、スナイパーやショットガンは使ってて気持ちいいですし、ちょっと心許ないマシンガンも2丁持ちで劇的に使えるようになるし、ミサイルの飛び方もかっこいい。普通のTPSに近いクセの少ない操作方法なんで、ロボゲーの入門にはなかなかいい感じではないかと思います。逆に、複雑操作を使いこなして変態挙動をさせるのが好き、という向きには物足りない可能性もありますが、まあそこはそれ。

ただ、欠点がないかというとそうでもなくて、移動シーンがちょっと多くてダレ気味になる(ダッシュの短い機体は特に)とか、一部ボスのアンフェア感がすごい(仲間なにやってんだ)とか、大型ボスの部位破壊が全然なくて張り合いがないとか、ホバーのバックパックが重要すぎて他の選択肢ねーじゃねーかとか、まあ書き出せばいろいろと。あと、実績でお馴染みの「探し物」はちょっとやりすぎ。めんどくさいったらありゃしない。

生身TPSパートは、すっごい普通です。TPSとしての出来は平均ちょい下くらい?まあ、どれも短くて、テキトーにサブマシンガンをブッ放してれば終わっちゃうので、息抜きのミニゲームと思えば問題なし。あ、グレネードがバカスカ投げられるのはちょっと気持ちいいです。

で、本作の隠れ主役である幕間のムービー。おそらく、日本人が考えたベッタベタなストーリーとイケメン美女の設定画を海外スタッフに渡しちゃったんでしょうね。「個性の違いすぎるマッドサイエンティストが2人で共同研究したら、スイカと人間のキメラができちゃった」的な面白ーいことになっちゃってます。

まず、これが主人公ディラン・ラムゼイの設定画。文句なしのイケメンです。

これを海外スタッフがモデリングして、あちら流のカートゥーンちっくなフェイシャルアニメーションを足すと、こうなる。

・・・別に一瞬の変顔を切り出したわけではなくて、結構こんな感じです、ラムゼイさん。顔芸がなかなか達者。で、こんな感じの人が日本アニメ流のベタなストーリーを演じるわけですよ。敵も「(狂った悪役として)イッちゃってる」というより「(電波的な意味で)イッちゃってる」のが揃ってたり、任務のために熱く戦って散っていくのが犬死ににしか見えなかったり、なんかすごーく面白いです。ネタ的に見る分には十分アリで、私個人としてはもう大好きですが、まあシリーズのファンは怒るわな。

オンライン対戦はやってないのでわからんです。噂によると、ランクによる強化が結構強烈で、低ランクプレイヤーはただのマトらしいので躊躇してるのですが、誰かやってみます?

ということで、私個人の評価としては、ロボゲーパートは十二分に楽しめる出来、人パートはまぁどーでもいい、ムービーパートはツッコミを入れながら見る新時代のエンターテインメントって感じです。すっごいオススメはしませんけど、開口一番にクソゲー言う連中は信用しちゃダメっす。

2011年7月21日木曜日

Brütal Legend

販売形式:海外パッケージ
ジャンル:アクション ストラテジー 箱庭 その他(メタル)
マルチプレイ:オンライン対戦
備考:特記なし

<概要>
「もうメタルの時代ではない。」近年の音楽界に馴染めず裏方に甘んじているメタル・ギタリストのエディが、ステージの事故で異世界に飛ばされる。そこはメタルの法則が世界を支配するヘヴィ・メタル・ワールドだった…。ジャック・ブラックやロブ・ハルフォードといった豪華キャストを迎えてひっそりと発売された、知る人ぞ知るカルト超大作。

<システム>
基本は箱庭探索型のアクションゲームだが、随所に入るステージバトルでは、ヘッドバンガー(頭突きで攻撃)やローディー(背負ったスピーカーの爆音で攻撃)などのユニットを率いたRTSになる。
オンライン対戦はこのステージバトルでの対戦となる。

<プレイ所感>
※360SNSで書いたものに一部加筆修正を行ったものです。

メタルなあんちゃんがメタルな世界に召喚され、メタルな仲間とともにメタルな敵を相手にメタルなBGMに乗って大暴れ、というメタル愛に充ち満ちた逸品。作り手の愛情を感じるというかどう考えてもやりすぎ。ゲーム自体は敵が少なめの箱庭無双+時々RTSという感じで、箱庭シーンがマッタリしてる反面、RTS含みの戦闘は大忙しという、なんだか抑揚の激しいゲーム性です。RTS独自のもどかしさが人を選ぶ気がしないでもないですが、戦術さえ理解すれば難しいゲームではありません。


このゲームで特筆すべきは、上記の「メタルな世界」の作り込みですね。私は弟がメタラーな関係上、洋楽の中ではメタルに比較的馴染みが深いんですが、CDジャケットやら何やらで見た必要以上に大スケールなダークファンタジー的彫像やら、「最大音量で世界を吹っ飛ばせ」を地でいくオブジェやら、メタルが大好きなんだか茶化してるんだかよくわからないものが多数登場します。BGMももちろんメタル満載で、メガデスやらブラックサバスやらマノウォーやらの有名どころが名を連ねているほか、ゲーマー的見どころとして、ギターヒーロー3で一躍有名になったドラゴンフォースのThrough The Fire And Flamesなんかもあります(結構印象的なシーンで使われてる)。もうとにかくメタルの満漢全席。

システムが若干複雑(RTSだし)なのと、ストーリーに占めるセリフの比重が高いことが、英語版ソフトしか存在しない状況では弱点ですかね。BURRN!あたりの監修を入れつつ日本語版作ったら、日本のメタル好きには最高の作品になると思うんですが、絶対売れないので却下ですな。