2011年11月14日月曜日

The War Of The Worlds

販売形式:XBLA(NAIJ)
ジャンル:アクション 雰囲気ゲー その他(死にゲー)
マルチプレイ:なし
備考:版権ゲーム



<概要>
ロンドンに突如火星人が襲来した。平凡な一市民にすぎない主人公が、離れ離れになった家族を探すため、崩壊したロンドンを駆け回る。

<システム>
H.G.ウェルズの小説「宇宙戦争」を題材にした、横スクロールアクションゲーム。主人公は一般市民であるため、絶大な科学力を有した火星人を相手にはほぼ為す術がなく、原作と同様に回避と逃避でひたすら先に進んでいくというのが基本的なプレイ様式となる。

<プレイ所感>
「洋ゲーってすごく難しいよね」とよく言われていた90年代くらいの死に覚えゲーの現代版です。開始して三歩歩いたら見えにくい地雷で死に、ジャンプで越えようとしたら踏み切りタイミングを間違って死に、上手く飛び越えた直後に罠で上半身吹っ飛ばされて死に、飛び越えてすぐ前転して罠回避したら崖から落ちて死に、みたいなあれ。さすがに本作はそこまでは死にませんが、近年のゲームでは珍しいほど潔くアッサリ一瞬で死にます。ゲームのバックで小説の朗読みたいなナレーションが入るんですが、ハマりポイントのは暗記しちゃうくらい。

と、ここでもう「パス」な人は多いと思いますが、そういう死に覚えゲーを1つのジャンルとして考えた場合、本作はなかなかの良作だったりします。小説の挿し絵が動いてるような雰囲気タップリの画面や誰もが認める傑作の世界観といった「雰囲気ゲー」としての秀逸さに、心が折れそうで折れない絶妙なチェックポイント配置や途中で手に入る武器によるささやかな爽快感といったゲーム的要素が加わって、こういうタイプのゲームが大丈夫な人であれば、最後までストレスなくストレスでやめることなく完走させるだけの魅力になっています。いや、死ぬ場所では本当に何十回も死ぬんで、ストレスでやめちゃう人も少なからずいると思いますが。特に敵の攻撃で壁破らせるシーンは、いまだにどうやって突破したのかよく理解できてなかったり。

ということで、思いっきり人を選ぶゲームではありますが、何はともあれ原作知ってる人なら一見の価値はあると思いますんで、買うかどうかはさておいてデモ版だけでもやってみてください。

ちなみに、本作には「最初から始めて死なずリスタートもせずに一気にクリアしろ」という無茶な実績があります。多分、解除不能とか以外では最も解除が難しい実績の1つ。

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